
幼い頃は本が好きではなかった。
好きではないと言うより、たぶん小学生時代に読むような偉人の伝記や読み継がれる名作などには興味がなかった。
図書の時間に選ぶのは、赤毛のアンやピーターラビットの物語に登場する料理の本や手芸の本。
何故だかわからないが何年か前、静岡に暮らす母から『星の王子様』が送られてきた。
小さい頃から本棚に存在していた記憶があるが、一度も読んだことがなかった。
とりあえず読み始めたが眠たくなってしまい
「ね…ヒツジの絵をかいて…」
というセリフで寝落ち。
それから数年が過ぎまた読み始めたのである。
今度は最後まで。
対象年齢が5〜6年生ぐらいとあるが、もし6年だった自分がこれを読んでいたらどんな事を感じたのか…。
もっと早くに読めばよかったな。と少々残念な気持ちになりました。

箱のなか中の「ヒツジ」を想像出来るオトナでありたいと思うなーーー。